フィルタリングをご存じですか?

フィルタリングをご存じですか?

facebookでシェア
LINEでシェア
Xでシェア
リンクをコピー

有害サイトアクセス制限サービス

フィルタリングをご存じですか?

全国PTA連絡協議会
フィルタリングは青少年を違法・有害情報との接触から守り、安心して安全にインターネットを利用する手助けをするサービスです。現在は携帯電話事業者をはじめ各社がフィルタリングサービスを提供しており、年齢や家庭のルールに応じてカスタマイズすることが可能なものもあります。

フィルタリングとは

インターネットには、違法行為関係、薬物、アダルトなど青少年の閲覧に不適切なサイトがあります。
フィルタリングとは、有用なサイト等を利用できる一方で、青少年の閲覧に不適切な害サイト等を利用できないようにする機能です。

フィルタリングには、「サイトフィルタリング」(=有害サイトの閲覧を制限する)と「アプリフィルタリング」(=有害なアプリの利用を制限する)の2つがあり、特にスマートフォンでは、両方とも設定することが重要です。

フィルタリングに関する法制度

「青少年インターネット環境整備法」では、子どものネット利用の状況を適切に把握し、フィルタリングなどを利用させることが求められています。ネットの不適切な利用は、子どもの生活に悪影響を与えることもあり、最悪の場合、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

家族でルールづくり

ネットの利用にあたっては、子どもとよく話し合い、ルールを決めて利用させ、成長に応じて少しずつ利用の範囲を広げていくことが求められます。その際、フィルタリングや迷惑メール防止機能、利用時間制限などのサービスについてよく知っておくように努めましょう。

フィルタリングサービスの主な機能

携帯電話事業者は、携帯電話インターネット接続サービスの使用者が青少年である場合には、原則としてフィルタリングサービスを提供する義務が課せられています。
携帯電話事業者が提供するフィルタリングサービスは大別すると次の機能があります。

  • フィルタリング専用ブラウザーでインターネットにアクセスする際に有害情報を遮断する機能
  • スマートフォン用アプリケーションの利用を制限する機能
  • スマートフォンの利用時間管理、利用状況などを通知する機能
フィルタリングサービスは、「スマートフォン用アプリケーションの利用を制限する機能」使ってSNSやゲームなどの利用を許可した場合、そのアプリケーションがアクセスするインターネット上の有害情報を遮断することはできませんので、利用するアプリケーションでどのようなことが出来るのかを十分に把握して利用させるようにしてください。
出所:安心ネットづくり促進協議会  ≫

フィルタリングの仕組み

端末の種類とフィルタリング

従来型携帯電話端末(フィーチャーフォン)
携帯電話事業者は、携帯電話インターネット接続サービスの使用者が青少年である場合には、原則としてフィルタリングサービスを提供する義務が課せられています。
スマートフォン等の場合
スマートフォン等の場合、従来型携帯電話端末のような携帯電話事業者のネットワークを介したインターネット接続だけでなく、公衆無線LANを介してのインターネット接続や、個々のアプリケーションを介した通信が行われるため、ネットワーク上で動作するフィルタリングサービスの提供に加え、フィルタリング機能を有するアプリケーションの利用や、端末でのペアレンタルコントロール設定等が必要です。

フィルタリングの対象となる基準

ホワイトリスト方式
子どもにとって安全で有益と思われる、一定の基準を満たしたサイトのみにアクセス可能で、それ以外のサイトへのアクセスを制限する方式
ブラックリスト方式
原則すべてのサイトにアクセス可能だが、出会い系やギャンブル等、子供に有害と思われる特定のサイトへのアクセスだけを制限する方式

フィルタリングとペアレンタルコントロールの違い

フィルタリングとペアレンタルコントロールは、どちらも子どものインターネット利用を安全にするための機能ですが、目的と機能が異なります。
フィルタリングは、有害な情報へのアクセスをブロックすることに重点を置いており、主にWebサイトやアプリのコンテンツを制限します。一方、ペアレンタルコントロールは、利用時間制限、アプリの利用制限、位置情報追跡など、より広範な管理機能を持ち、子どものインターネット利用状況を把握し、安全管理を行うことができます。
携帯電話事業者が提供するフィルタリング 携帯電話事業者が提供するフィルタリングサービスでは、閲覧制限の対象となっているサイトやアプリについて、保護者が閲覧可能なサイトを個別に設定できるカスタマイズ機能が備わっているものもあり、この機能を利用すれば、お子さまの成長やご家庭の方針に合わせて閲覧可能な範囲を設定することができます。
詳しくは、各社のサイトをご覧ください。
  • 主要携帯電話事業者のフィルタリングサービス案内ページが別ウィンドウで開きます。

フィルタリングを利用しないと

保護者へのペナルティはないが …

フィルタリングは義務化されていますが、携帯電話業者が課されている義務であって、利用者の義務ではありません。
利用者が、フィルタリングしなかった場合に、何らかのペナルティを受ける心配はありませんが、フィルタリングをかけないでスマホを使うと、違法・有害情報に子どもがアクセスしてしまう危険性があります。
ネット特有のトラブルなどに巻き込まれないためにもフィルタリングの設定は、重要です。
フィルタリングを解除する場合 携帯電話業者は法律でフィルタリングを義務化されているので、簡単にフィルタリングの解約手続きを行えません。
フィルタリングを解除するには、以下の手続きと操作が必要です。
  • 契約している携帯電話業者へ「フィルタリングサービス廃止の申出書」を提出
  • フィルタリングの解約手続き
  • フィルタリングアプリの削除(設定も必要)

利用しないとリスクは高くなる

フィルタリングをしない場合、情報漏えいや犯罪に巻き込まれるなどの危険性があります。
ネットリテラシー教育の機会不足

1990年代半ば~2010年代に生まれ、幼少期からデジタルに触れて育った「Z世代」は、デジタルネイティブでありながら、学校や家庭で十分なネットリテラシー教育を受けていないケースが少なくありません。

個人情報の漏えいや個人特定のリスク

インターネットの危険性や情報の信ぴょう性、またSNSで公開すべき情報の範囲やモラルなどが、曖昧になっている可能性や、スマートフォンの機能を十分に理解できていない場合もあります。
悪質なサイトにアクセスして個人情報が盗まれたり、SNSにアップした写真から位置情報が漏えいするリスクがあります。何気ない写真や文章の投稿など、さまざまな情報が組み合わさることで、個人が特定されるのです。

犯罪に巻き込まれるリスク

中高生が興味本位で違法・有害サイトへアクセスし、凶悪犯罪に巻き込まれることは少なくありません。
また、SNSを通じて面識のない人と実際に会うケースも増えています。中には写真や年齢といった素性を偽り、未成年を狙う犯罪者が存在するため、非常に危険です。

ゲーム攻略サイトなどには、無害に見えるコンテンツに見せかけ犯罪者が罠を仕掛けている場合もあります。これは興味をそそるような文言でクリックを誘い、その後に高額な料金を請求する詐欺などがあります。

保護者の関与は大切

保護者は子どものネット利用を見守る責任があります。

保護者は、子どもが小学生から高校生まで、スマートフォンやタブレットなど、ネットを賢く使いこなす大人に成長するよう、温かく見守り続ける責任があります。

保護者の知識もアップデートしていかないと、子どもの方がネット利用について詳しくなりがちです。また、子どもが、どのような使い方をしているのかわからなくなることもあります。
保護者としてネット社会の現状について学び、リテラシーを高め、子どもを適切にサポート指導できるよう努力することが必要だと考えます。

子どもがインターネットを利用する上で、様々なトラブルが起きており、保護者が問題の内容やと解決のヒントを知っていることは大切なことであり、日々の小さなアドバイスが大きなトラブルを防げる可能性があります。

以下のサイトには、子どものインターネット利用における課題についてわかりやすい説明があります。

子どもとネットのトリセツ
安心ネットづくり促進協議会のサイトが開きます。
子どもに貸すスマホも安全に利用しよう 子どもとスマートフォンを共用する際には、子どもが不適切なコンテンツにアクセスしたり、オンラインでのトラブルに巻き込まれたりするリスクがあります。これらのリスクを軽減するためには、保護者のスマホでも、フィルタリングサービスを利用することが効果的です。
これにより、不適切なWebサイトやアプリへのアクセスを防ぐことができます。

学校や地域での研修会に

安心ネットづくり促進協議会 ≫ の会員企業・団体が提供しているインターネットの安心安全に関する出前講座一覧です。
学校や地域での研修会等にぜひご活用ください。
  • 費用については、掲載されている各企業や団体にご確認をお願い致します。

違法・有害情報相談センター(総務省支援)

インターネット上の人権侵害等、違法・有害情報における課題と関係者の対策
インターネットの違法・有害情報に関する法的側面や事例、データ、関係者の対策等を学び、持続可能なインターネット社会に必要な利用者の人権意識について考えます。
  • 講演料は無料ですが、開催回数が限られておりご希望に添えない場合がございます。
  • 東京より一般的な出張距離の場合はオンラインが実施しやすいですが、訪問の場合は交通費実費をご負担いただくなど別途調整させていただきたく、まずはメールにてご連絡ください。
想定対象:自治体、教育委員会、PTA、関係機関等
開催形式:地域施設またはオンライン開催等
所要時間:60~90分
お問合せ:講演のご依頼について ≫ 

株式会社メルカリ

フリマアプリをあんしん・あんぜんに利用するために
メルカリでは中学・高校生の保護者や教職員の方を対象に、子どもたちにフリマアプリをあんしん・あんぜんにご利用頂くための講演活動を行っています。フリマアプリの仕組みや子どもたちが取引をする際に、大人が気をつけることについて具体的な事例も交えてお話します。
  • フリマアプリの仕組み
  • メルカリのあんしん・あんぜんの取組
  • トラブルに巻き込まれないための方法
  • 取引をする際に気をつけること
  • 家庭での利用のルール
想定対象:中学生や高校生の保護者・教職員など 開催形式:中学校や高等学校など
所要時間:60分
お問合せ:お問い合わせフォーム ≫ 教育プログラムに関するお問い合わせ(教育関係者のみなさま)

株式会社NTTドコモ

NTTドコモ スマホ・ケータイ安全教室 ≫
スマホやネットを利用する上で、子どもたちが自分で情報を適正に判断し、活用する力を身につけることを目的とした無料のオンライン教室です。情報を活用する際の、自分自身の行動にともなうリスクを意識し、リスクへの向き合い方と対処方法について、ワークをしながら学びます。 お問合せ
NTTドコモ スマホ・ケータイ安全教室事務局
電話:0120-707-360(10:00~17:00、土日祝日・12月29日~1月3日を除く)
NTTドコモ スマホ・ケータイ安全教室特別支援学校編事務局
電話:0120-519-800(10:00~17:00、土日祝日・12月29日~1月3日を除く)
受講対象者別にカリキュラムが用意されています。詳しくは、カリキュラム別概要 ≫ をご参照ください。
講師と学校をつなぐオンライン教室(申込)のほか、教材をダウンロードして授業でご利用いただくことも可能です。
入門編
スマートフォンやタブレットのマナーを学ぶ「スマホの使い方(マナー編)」と、スマートフォンやインターネットを使えるようになるための「スマホの使い方(情報活用編)」に分けて、スマートフォンやインターネットについて学びます。
想定対象:小学校低学年
所要時間:約45分
ベーシック編
スマホやネットを利用するときに自分自身に起こりそうなきけん(リスク)を考えるワークを通じて、情報活用の基本的な考え方を学びます。
想定対象:小学校中学年(自分のスマホを持つ前)
所要時間:約45分
スタンダード編
スマホやネットを利用するときに自分自身に起こりそうなリスクを自覚し、リスクへの向き合い方とそれに対する対処方法を学びます。
想定対象:小学校高学年~中学1年生(スマホ初級~中級者)
所要時間:約45分~50分
アドバンス編
自分自身のリスクを自覚するとともに、ともだちや社会とのかかわりの中で起こりうるリスクにも範囲を広げて、その対処方法について学びます。
想定対象:中学生~高校生(スマホ上級者)
所要時間:約50分
保護者編
スマホやネットトラブルの知識を身につけ、ご家庭におけるお子さまとの関わり方やルール作りについて考えます。
想定対象:保護者
所要時間:約50分
特別支援編
スマホやネットを利用するときの、スマホとの向き合い方や気をつけることについて学びます。
想定対象:特別支援学校の児童や生徒
所要時間:約45分~50分

KDDI株式会社

KDDIスマホ・ケータイ安全教室 ≫
子どもたちがケータイを利用する際に守ってほしいルールやマナー、覚えておいてほしいスマホ・ケータイやインターネットにかかわるトラブルや事件・事故の事例を紹介し、子どもたちが自らの判断でリスクを回避する能力を身に付けていただくための講座を、学校などへお伺いして実施しています。
また、模擬講座動画のご視聴やご利用、教材のダウンロードが可能で、教材DVDの貸出も実施されています。
出前講座、オンライン講座については、KDDIスマホ・ケータイ安全教室認定講師が、教材(スライド資料、映像)を使用し、講座を行います。教材、講師派遣に関する費用はかかりません。地域施設などで会場使用料が発生する場合は、お申し込みいただいた学校・団体などのご負担となっています。
お問合せ
KDDIスマホ・ケータイ安全教室(青少年向け講座)事務局
電話:0120-925-525(受付時間:10:00~17:00/土日祝日を除く)
児童・生徒向け
想定対象:小学生・中学生、高校生、特別支援学校生など
所要時間:45分程度(小学生)、50分程度(中学生/高校生)
保護者向け
想定対象:保護者、教職員
所要時間:60分程度

一財マルチメディア振興センター(総務省・文部科学省支援)

e-ネットキャラバン ≫
児童・生徒がインターネットを正しく活用するためには、まずは必要なリテラシーを身につけることが重要です。
e-ネットキャラバンは無料の“啓発講座”を通じて、インターネットを安心・安全に使うためのポイントを具体例を交えてお伝えします。
受講対象者 講座の種類
小学3/4年生 e-ネット安心・安全講座(初級)
小学5/6年生 e-ネット安心・安全講座(中級
中学1年生~高校3年生 e-ネット安心・安全講座(上級)、ニセ・誤情報講座(ビデオオンデマンドのみ)
保護者や教職員 e-ネット安心・安全講座、e-ネット安心・安全講座Plus、ニセ・誤情報講座(ビデオオンデマンドのみ)

子どもとデジタル機器

保護者と地域
facebookでシェア
LINEでシェア
Xでシェア
リンクをコピー
全国PTA連絡協議会は、本サイト等の内容およびご利用者様が本サイトを通じて得る情報等について、その正確性、完全性、有用性、最新性、適切性、確実性、動作性等、その内容について何ら法的保証をするものではありません。当サイトに掲載されている情報を利用することで発生した紛争や損害に対し、当協議会は責任を負わないものとします。
また、本サイトの一部には法律的な根拠を求めることが難しい内容も含まれております。このような内容については全国PTA連絡協議会としての見解となります。
全国PTA連絡協議会が提供している事業やサービスは、予告なく変更または中止する場合があります。
↑