一般社団法人 全国PTA連絡協議会

ネット上での情報発信時の注意と、いやがらせや迷惑行為などトラブル対策

個人がホームページやブログ、SNSなどを通じて、インターネット上で情報発信をすることが一般的に行われるようになりました。その一方で、これらの情報発信に際して、様々なトラブルも起きています。ここでは、インターネットを利用して情報発信をする際の注意点、いやがらせや迷惑行為などトラブル対策についてまとめています。
作成:2023/11/14  更新:2024/02/01
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以下の情報は、総務省: 国民のための情報セキュリティサイト ≫ からの引用を含みます。

インターネット上での情報発信

SNS 近年、個人がホームページやブログ、SNSなどを通じて、インターネット上で情報発信をすることが一般的に行われるようになりました。自分の考えや日常生活などを手軽に多くの人と共有できること、また多くのサービスの場合、自分の投稿に対する読者からの反応をすぐに確認できることなどが、利用者にとって大きな魅力となっています。
その一方で、これらの情報発信に際して、様々なトラブルも起きています。ここでは、インターネットを利用して情報発信をする際の注意点、トラブルと対策について説明します。
ここでは、ブログやSNSなど、インターネット上で既に提供されている専用プラットフォームを利用して情報発信を行う場合を想定しています。

発信内容は慎重に

SNSなどのツールは、日常生活の中で、リアルタイムでの個人の思いなどを投稿できる点が大きな魅力です。しかし、その一方で、個人の何気ない発言でも、インターネット上の発言やふるまいは、多くの人の目に触れる可能性があり、場合によっては、現実世界に大きな影響を与えることがあります。
例えば、ある職員が勤務時間中にしたSNSへの投稿が、本来は秘密にするべき職務の内容を外部に漏らしてしまう結果となり、インターネット上で職員自身に非難が集中したり、その組織全体の問題として取り上げられる事例が発生しています。
このような場合、しばしば、インターネット上のその問題に関心を持つ人の間で責任追及活動が行われ、その過程で、非難の対象となった個人の特定・暴露や、誹謗中傷などの大量の書き込み(いわゆる「炎上」)などの行為が行われます。そして、インターネット上でこのような現象が発生した場合には、新聞やテレビなどのマスメディアで報道されることも珍しくありません。
こういった危険性を回避するためには、まずは自分のインターネット上での発信内容が、本来秘密にすべき事項を含んでいないか、現実世界でも非難を浴びるような内容でないかなど、毎回立ち止まって考える慎重さが必要です。
さらには、こうした個人の特定が行われるのは、SNS上の情報発信だけではありません。悪ふざけのつもりで投稿された動画から、投稿者の特定が行われ、現実世界での謝罪に至った事例も発生しています。
今やインターネットは匿名の空間ではなく、インターネット上の行動は特定されてしまうものだといういことを自覚することが必要です。

著作権侵害に注意

情報を発信する際には、著作権の侵害に注意しなければなりません。
写真、イラスト、音楽など、インターネットのホームページや電子掲示板などに掲載されているほとんどのものは誰かが著作権を有しています。これらを、権利者の許諾を得ないで複製することや、インターネット上に掲載して誰でもアクセスできる状態にすることなどは、著作権侵害にあたります。また、新聞や雑誌などの記事にも著作権があり、引用の範囲を越えて掲載すると著作権侵害にあたるため、注意しましょう。
また、人物の写真などの場合は、撮った人などが著作権を有するだけではなく、写っている人に肖像権がある.ため、ホームページに掲載する場合にはこれらすべての権利者の許諾が必要になる場合があります。
情報を発信する際に、市販の素材集(絵や写真など)やインターネットに素材を提供しているホームページなどでは、これらを利用する場合に権利者による許諾の必要がない旨を記載されていることがあります。しかし、そのような素材であっても、商業利用については制限がかけられていることがあるため、必ず規約をよく読んでから利用するようにしましょう。
著作権 知的財産権のひとつで、著作物に対する著作者の権利のこと。 たとえば、自分の作った画像や撮った写真などを勝手に公開されることを拒否できます。
肖像権 人格権の一部で、自分の写真や絵の使用に関する権利のこと。 たとえば、自分の写真や絵を承諾なしに公開されることを拒否することができます。
電子掲示板 ネットワークを利用して、複数の人がコンピュータで同じWebページに読み書きを行うことができる仕組みのこと。 業務連絡や友達同士での情報のやり取りに利用されます。省略して、掲示板と呼ばれたり、BBSと呼ばれたりすることもあります。

いやがらせや迷惑行為

ここでは、ホームページやブログ、SNSなどのコメント欄や電子掲示板など、インターネット上の情報発信機能を使ったいやがらせや迷惑行為について取り上げます。
コメント欄や電子掲示板などの場所では、個人を誹謗中傷する内容の書き込みや、無意味な文字の貼り付け、不正な動作を行うHTMLタグの書き込みなどの迷惑行為(いわゆる「荒らし」)を受けることがあります。悪意を持って、特定個人に関する情報が書き込まれる場合もあります。
このような迷惑行為への対策としては、以下が考えられます。

自分の管理するWebサイト

自分の管理するWebサイト上に情報発信機能がある場合には、まず迷惑行為への事前の対策として、Webサイト上に、迷惑行為の禁止や「不適当と思われる発言は削除します」といった旨をはっきりと明記しておくようにしましょう。そして、これらの行為を発見したら、書き込みの削除の対応をとりましょう。
電子掲示板のプログラムによっては、禁止用語の設定、特定のコンピュータからのアクセス制限、連続書き込みの禁止などの対策が可能になっているものもあります。電子掲示板のプログラムの利用方法をよく調べて、これらの対策を検討してみましょう。
悪質な迷惑行為を受けた場合には、電子掲示板のログから、投稿日時、投稿者のコンピュータ名、IPアドレス、投稿内容の情報を抜粋して保管しておくようにしましょう。抜粋したログを調べて、相手が接続しているインターネットサービスプロバイダや企業の管理者に連絡することも対策手段のひとつとなります。
いずれにしても、いやがらせへの対策は、Webサイトの管理者本人が行わなければなりません。管理者であることの責任と権限をよく検討して、対応策を立てるようにしてください。自分のWebサイトに、他人の権利やプライバシーを侵害するような内容の書き込みが行われる場合もあります。
その場合に備えて、外部からの問い合わせを受けることができる専用のメールアドレスなどをWebサイト上に記載しておきましょう。
ログ コンピュータが保有するユーザの接続時刻や処理内容などを記録したファイル。
通常は、ログを参照することで、コンピュータが正常に動作しているかどうかを管理することができます。 たとえば、Webサーバの場合には、管理しているWebサイトに訪問してきたユーザの情報が格納されます。
インターネットサービスプロバイダ インターネットに接続できるサービスを提供する事業者のこと。 通常、電子メールを送ったり、ホームページを閲覧したりするには、インターネットサービスプロバイダと契約する必要があります。

自分の管理下にないWebサイト

インターネット上に、自分のプライバシー情報や誹謗中傷の書き込みがされているのを発見した場合には、書き込みに関する証拠(サービス名、URL、書き込み番号など)を保存し、サイトの管理者などに削除依頼をしましょう。
自分で対応するのが不安な場合は、まずは専門の相談窓口に問い合わせるのが良いでしょう。
削除依頼の詳しい手順や相談窓口は、以下のサイトなどを参考にしてください。
インターネットホットライン連絡協議会 インターネットホットライン連絡協議会(Webサイト)では、インターネットに係わる様々なトラブル(インターネット通販トラブル、インターネット掲示板の誹謗中傷、ネット詐欺、など)についての相談窓口をご紹介しています。
一般の相談をインターネットで受ける機関ではありませんのでご了承ください。
インターネットホットライン連絡協議会 ≫
違法・有害情報相談センター ネット上の誹謗中傷(嫌がらせ)の書き込みについて削除するにはどうすれば良いのか、書き込んだ相手を特定するにはどうしたらよいのか、など、違法・有害情報相談センターでは、インターネット上のトラブルについて適切に対応するためのアドバイスや関連の情報提供を行っています。(総務省委託事業)
違法・有害情報相談センター ≫
インターネット人権相談受付窓口 法務省の人権擁護機関では、人権相談をインターネットでも受け付けています。
相談フォームに氏名、住所、年齢、相談内容等を記入して送信すると、最寄りの法務局から後日、メール、電話又は面談により回答されます。
インターネット人権相談受付窓口 ≫
URL Uniform Resource Locator(ユニフォーム・リソース・ロケータ)の略。
インターネット上で情報が格納されている場所を示すための住所のような役割を果たす文字列のこと。 URLは、Webブラウザなどでホームページを閲覧するときの指定に利用されます。プロトコル名、ホスト名、パス名で構成されます。
たとえば、“https://www.zen-p.net/index.html” のように記述します。

プライバシーの管理

プライバシー公開の危険性

プライバシー インターネットで公開した情報は、いろいろな人が閲覧する可能性があります。
そのため、インターネット上で、氏名、年齢、住所、電話番号、自分の写真といった作成者自身の個人に関する情報を公開することの危険性について、きちんと認識しておかなければなりません。
たとえば、住所や電話番号が公開されていれば、そのホームページを見た人があなたに興味を持って、自宅の周りをうろついたり、電話をかけてきたりといったストーカー行為を行うかもしれません。
また、公開している情報を収集され、迷惑メールや振り込め詐欺などの別の犯罪に利用される可能性もあります。
そのような被害から身を守るためには、何よりもインターネット上では、むやみに個人に関する情報を公開しないようにすることが大切です。最近は、検索技術の向上により、たとえあるサイトで公開している情報が断片的なものであっても、インターネット上の様々な情報を組み合わせることで、あなた個人を特定する情報を探し出すことができる可能性が高くなっています。
また、一度インターネット上に公開された情報が、コピーにより拡散していった場合、それを完全に削除することは困難です。
以上のような観点から、個人に関する情報の公開の判断は、非常に慎重に行うべきです。
さらに、自分以外の家族や他人の個人に関する情報を、本人の許可なく掲載することは、厳に慎むべきです。
個人に関する情報の公開にあたって、問題となりやすい事例と対策には、以下のようなものがあります。
なお、自分の情報が他人に書き込まれた場合の対策については、自分の管理下にないWebサイト ≫ を参照してください。

SNSとプライバシー

SNS SNSのような、基本的には特定の友人だけに公開しているサイトの場合であっても、個人に関する情報の公開には注意が必要です。SNSのプライバシー設定が不十分であったり、友人側の操作などにより、自分の意図しない範囲まで情報が広まってしまう事例が発生しています。
SNSとはいっても、インターネット上に個人に関する情報を公開していることにかわりはなく、自分の手の届かないところへ拡散していく危険性があるということを念頭に置いて、投稿内容を判断すべきです。
また、特にSNSの場合、写真などの投稿により、友人のプライバシー情報を公開することになる点にも留意が必要です。どの情報を他人に公開しても良いと考えるかの基準は、人により異なります。
友人に関する情報を掲載する場合には、事前に許可を取ることを原則とするべきでしょう。

メールアドレスの公開

ホームページなどでは、問い合わせ先としてメールアドレスを掲載する場合がありますが、公開しているメールアドレスには、大量の迷惑メールが送られる事例が多く発生しています。
Webサイト上で公開されているメールアドレスを自動的に検索・収集するプログラムが存在し、悪用されているためです。
これへの対策としては、まずは、公開用のメールアドレスには、普段利用しているメールアドレスとは別の専用のアドレスを用意しましょう。そして、上記のプログラムに検知される確率を少なくするため、「@」を「_atmark_」などと表記する、メールアドレスを画像ファイルとして表示するなどの対策が有効です。

ネットストーカーによる被害

インターネットの世界においても、実社会と同様にストーカー被害が急増しています。
現実世界でのつきまといや、取得されたプライバシー情報が他のWebサイトへの誹謗中傷などに利用される場合があります。
こうした被害が深刻な場合には、最寄りの警察に相談しましょう。
事例:ネットストーカー被害 Aさん(女性)は、SNSでプロフィールや自分の写真、近況などを投稿し、すべての人に公開していました。Aさんは、自分の投稿を見た人たちから寄せられるコメントやメッセージを毎日楽しみにしていました。
しかし、ある日面識のない男性から「僕とつきあってください」というメッセージが届けられました。最初は適当に返事をしたりしていたのですが、あまりにもしつこくメッセージが送られてくるため、「迷惑ですので、もうメッセージしないでください」という返事をしたときから事態が急変しました。
次の日から、脅迫的な言葉が並べられたメッセージが次々と送られてきたり、Aさんを誹謗中傷する投稿がされたりするようになったのです。
さらにしばらくすると「おまえの住んでいる場所はわかっているんだ」というメッセージも送られてきました。
そこに書かれているのは確かにAさんの住所でした。気味が悪くなったAさんは、自分のSNSのアカウントを削除し、引越しを検討することになってしまいました。
これはひとつの事例ですが、実際にこのようなネットストーカーの事件が数多く発生しています。
今回は、Aさんが投稿している内容の公開範囲がすべての人になっていたり、コメントやメッセージを誰からでも受け付ける設定になっていたり、SNSで公開している投稿や写真に位置情報が付加されていたりしたことから、さらにストーカー行為がエスカレートしました。
ネットストーカーによる被害は、電子掲示板やSNSにいやがらせをされたり、大量の電子メールやメッセージを送りつけてきたりといったことだけにとどまらない場合もあります。
実際に自宅にまで押しかけてきたり、後をつけまわしたりといったように、ネット上から実世界のストーカー行為に移行する例もあります。
SNSの投稿範囲、コメントやメッセージの受け付け、位置情報の付加などの設定には、十分に注意しましょう。
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